親は子供のためと思い、多くの成功体験を積ませてあげたいと願うものです。
成功を信じてミライを描きますが、人生は容易くはいかないものです。
本当に生き抜く力は、自分を信じ抜く力だと思います。そして、投げ出したくなった時、いつも寄り添って応援してくれる場所です。
親とは少し違った立場で、子供の心に寄り添ってくれる、かけがえのない存在です。

娘は2歳から6歳まで海外で生活していました。
日本に帰国するまでは「人と違うこと＝スペシャル」と捉え、「人と見た目が違う私はスペシャルなんだ」と自信をもって言っていた娘。誰一人として知っている人がいなくても、言葉が一言もわからなくても、ぐんぐんと新しい環境に飛び込んで行っていた娘が帰国後は「みんなと同じがいい」「誰かに決めてほしい」と言っていました。
それが今は「みんなはこう言うけど『私は』違うと思う」と自分の意見を言えるようになってきたのです。また昔の「私はスペシャルなんだ」と言っていた娘の姿が蘇ったようでした。様々な体験を通じて学びや視野を広げてくれる場所です。

息子は学校を休みがちだったのですが、日曜日のコースに参加するようになってから学校へ行くようになりました。学校以外の新しい友達ができて、仲間と協力する楽しさを感じてくれたようです。
親や先生以外の大人に見てもらえることも、とてもありがたく、「〇〇君はいつもみんなを盛り上げてくれます」と毎回様子を教えてくれて息子の新たな一面や、彼の良いところにも気がつくことができました。